9月
1か月に一度の更新のこのブログ
今月も、迷うことばかり
9月の第一週の日曜からは、東北に行った
陸前高田は、右の瓦礫が左に積まれ、山積みになったまま、静かに時が止まっていた
高田高校は、春の部活の最中に
津波ののまれた多くの高校生がいた
水泳部の子は、水着のまま二週間後にきれいな姿で見つかったそうだ
いまだ行方不明の子たちも居る
ひとつの建物のなかを見つめる背広姿の男性が居た
道端に停まる車の中で、じっとうつむく少年が乗車して
男性に促されるように、雲が浮かび風と重機の音が遠くに響く荒野のアスファルトに降り立った
父と息子
でも少年は、建物は見ず、路肩に座りこんだ
宮城では、復興と銘打って、多くのアーテイストが大きなホールでコンサートを開きだしている
がんばろう日本と旗をふり、漁業が再開したと、企業誘致とテレビで流れる
東北といっても、壊滅状態の地区はわずかなのか
瓦礫撤去の場所さえ決まらぬ、つぶれたままの車や、津波のままの状態の市庁舎、郵便局もそのままで
明日から浜田省吾のコンサート
静岡のコンサートに、そんな事書きながらも行った自分
そして
明日もまた、他人の事を書きながら
それでも長野のコンサート会場にい行く自分が居る
キミを守りたい、いつまでも
そのフレーズをここ数日思い出す
路肩に座る少年の未来を
守りたいと
せつに思った
9月の写真はこれにした