fuwari_fuwari ふわふわり

suwanagano~ながのひむかいこんにちは

卒論発表会を行いました いよいよ最終です

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先日、ゼミで卒論発表会を行いました 一人10分、それぞれの特技を生かした作品づくりの様子をうかがうことができ、大変有意義な発表でした
おつかれさまでした

情報ゼミですので、ファクト(事実)をインフォーム(人に知らせる、知識として与えるか)が大きな柱として年間通じて学習しています

情報発信については2011年からは災害情報をスタートさせ
2012年からは自分が武井武雄さんのボランティアにはいっている事もありデジタルアーカイブの勉強として武井さんスタートさせましたが
武井さんは今年度は他ゼミが行うと伝えられたため、こちらはお休み

代わりに

今年度の情報ゼミでは、災害情報と、あらたに、今まで私自身がかかわっている伝統工芸の飯田水引をデザインとマーケテイングの勉強としてスタートさせました

情報ゼミは、他ゼミと大きく異なることがあります
情報ゼミのみ1年生向けのゼミは数年前からなくなっております
1年時に、より多くの物事を見て勉強し、それを2年になり、それらの基礎知識を応用して情報の専門知識を身につけましょうという願いだと思いますが

結果、2年になり
どのような学生が情報ゼミに来るのかも、または履修生ゼロという事もあり得るかもしれず、なかなか年度初めは私自身も期待と不安が交錯しています

そして

今年のゼミは、今年のゼミも、ですね
とても個性的な、そして素晴らしい学生さんたちが学んでくれました

上の写真は卒論作品、災害情報グループの書籍化とDVDです

短大は加えて特に情報ゼミはたった1年ですので、長期に渡っての研究を継続することがなかなか難しいのですが
なるべく今までのゼミ生の学習した事、知識を次の履修する学生たちに継承しようと
データを学生たちが保存し、共有することを心がけています
(卒業ゼミ生さんもデータを閲覧することができます)

まず、災害について、完成しました卒論がこの写真です

災害情報グループの学生たちが、学生たち自ら短大の多くの先生にご協力をお願いし、お忙しいなか校正いただき、ご協力の上完成した作品です

書籍とDVD,また、表紙のしーぼーは、数年前のゼミ生が考えた情報ゼミキャラクターが防災バージョンになっています

頼もしいですね

飯田水引グループについては、今週飯田水引協同組合事務局にて、いよいよ発表です
こちらも、完成度が高いものとなっています

さきほど書きましたが、今年は特に全員が個性豊かでした
そして、個性を出さぬようにとしていた彼らが、それぞれ得意な事を活かす事ができ、大変だったでしょうけれど、大きく、精神的にも成長する様子は、大きな刺激に私自身なりました

感謝です

特技を持っていたり、するどい感性を持っていたり、加えてデジタル機器操作に強い学生さんたちが多かったため、完成度をより高く高くと、作成していたようです

自身に本当は自信がまったくなく、5月頃まではゼミ生同士が関心を持たないように触れ合わないようにとぎくしゃくしていた彼らが確かな知識と技術と見分を持つことにより
個性を大切に、のびのびと、そして協力しあう姿は、コミュニケーションが苦手という世間の言葉とは相反する豊かな想像力と若者らしい純粋な心でコミュニケーションをとり、いいなあ学生って、大変だったけれど、楽しかった思い出が残るのだろうなあと、うらやましくも思いました

おつかれさまでした

これを、来年にさらに活用していきたいと思います

情報については、

2月12日から春の集中講座、情報と社会、が開講されます

今年も外部の方を講師にお招きする時間は、一般の方の聴講もできるようにしております

今年は昨年に引き続き、小島光輝さん

野口健さんが代表理事NPO法人ピークエイドの元スタッフさん
わざわざ帰国して講義をしてくださります ありがたいですね

小島さんはピークエイドさんスタッフとして西日本災害、北海道災害では現地にはいって活動していました

茅野市総社市姉妹都市となっています

総社市長さんと野口健さんとの連携もとてもはやかったことも記憶に新しいですね

その小島さんが、災害についての現場の情報をお話してくださります
これも大変貴重な情報ですね

2月13日(水)午後2時より、第2コンピュータルームで開講します
この時間は毎年外部の方の聴講自由にしておりますので、災害について、災害関係に関心の高い方、どうぞお越しください

情報は生き物だといつも感じています
また、どの分野も同じですが、研究するほどに、奥は深く広く、専門知識が必要になってきます

情報分野は、意外に触りは簡単で、わかった気持ちにもなれます
まずは、それらを体験し、そしてそこから、情報を発信する難しさ、受信する面白さ、社会のからくりを知ったり、視野の広い考え方、発信技術などなど、
社会にでてからも、深く掘り下げる意識をもって、自分にとってもっとも大切で必要な情報を極めてほしいと願います

 また
特に、このようなブログという公開の場で、特定の学生の事を書くのはどうなのか、という意見もあるかと思いますが
学生ではなく、一人の人間として、今年度在学したある男子学生さんの事をゼミが終わりましたので、もうすこし書きます

以前にも書いたかもしれませんが

彼は1年の時、ちょうど野口健さんの講演の横でピークエイドさんが災害段ボールベッドやテントを設置する催しがあったのですが

在学生にも防災は学習になるだろうという思いで、災害のテントづくりのお手伝い、誰か手伝ってくれるかしら、と声をかけたところ

ひとりだけ、その彼が、手伝いたいです、と、テント張りや段ボールベッドづくりに手伝いにきてくれたのでした

当時、私はその彼とは顔を合わせると会釈する程度だったのですが
その彼が、岡谷市出身で、岡谷の災害の事も覚えており、小学校の頃より真剣に災害について考えていたとその時初めて知ったのでした

それが、今回の講師の小島さんと彼ともはじめての出会い、そして
当日は、卒業セミ生さんたちも快く手伝いにきてくれました

その彼は、私は想像もしていなかったのですが、2年生となり、ゼミ初回時にちょこんと目の前に座って履修したのでした

防災について、ゼミ発表でパフォーマンスをしてくれたり、岡谷市ハザードマップや諸々について積極的に勉強してくれたり、ゼミ男子生徒たちと仲良くはしゃいだり、、、

また、彼自身が就職をきめたのが、その会社もまた災害関係の段ボールグッズを多く製作してくれている会社であり、小学生からの思いが就職選びのひとつにもつながる芯の通った彼の行動に、私自身がとても感銘を受けたのでした

災害は、命に係わる事、心のどこかで真剣に考え、行動し、他人に伝える事を行い、自分の道を自身で実現させていく姿を見るのはひさしぶりで
ぜひともここで、彼のことを紹介したくブログに書きました

また彼は、別の才能もあり、DTPを作曲し、海外レーベルより販売されています

すばらしいですね

社会にて周りが彼らの個性を伸ばし、彼らも自分のために成長しようと思う気持ちを忘れずにいれば、大きく社会や企業に貢献できる青年になる事を確信しています

講師の小島さんと、その男子学生も2年ぶりの再会です

そして小島さんは世界に羽ばたき、彼は小島さんが旅立つ県に4月から行くという、これまた不思議な不思議なめぐりあわせ
その男子学生にもぜひとも小島さんとのご縁をこれからも繋げていってほしいと願います

長文ですね とりとめもなくなりましたが、そんな2月です

学生さんと共に成長できる事、感謝ばかりだと、この季節は毎年そう思います

短大さんにも感謝ばかりです

実は本当に驚く不思議つづきの事は、他のとある学生さんともあり
めぐりあわせの不思議さを思う出来事がたくさんあるばかりですが、それはまたあらためて
ただ
やっぱりだからこそ情報関係の仕事についていることの幸せを実感もできるものです

人との出会いは一期一会ですね

まっすぐに自分の知識や技術を過信もせず卑下もせず
淡々と、しっかり根を張って長く長く成長していきましょう 成長していきたいと思います

あぁ、鼻がかゆい、、、昨日の強風ですっかり花粉症となった自分でもあります