fuwari_fuwari ふわふわり

suwanagano~信州八ヶ岳裾野から諏訪湖周辺こんにちは

お伺いしたお宅の玄関先の紅葉が美しく

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11月16日、お世話になっているお宅にご挨拶といつもお野菜等いただいてしまっているお礼にと、岐阜鮎の甘露煮(私自身が好き)を持ってお出かけした午後、思わず息をのむほどに美しくしばらく見とれて立っていた

午後の光が紅葉を透けて静かに地面までオレンジ色に暖かく照らす
綺麗でしょう、こちらからだとまた綺麗なの、と、裏に連れていってくださり、そちらは陽がふりそそぐ方向、真っ赤な紅葉が華やかに空色をバックに輝いていた

ブログにアップさせてくださいね、とお話して2日たってしまい、本日は朝は快晴だったもののだんだん曇りとなってきているが、写真アップとスマホを見ていたら、心がまた晴れやかに明るく気持ちよい秋色になった

黒百合ヒュッテのご主人のお父様、自然学校の校長さんのお宅の庭、茅野市

綺麗だった

珈琲いただきながら、お茶話に、実は私、ここで地区に入区できそうなのですよ、という話をした

茅野市にきてもうすぐ17-8年になるのかな、家を建てた当初は市役所から行政区を指定されたものの、その区に区長さんがどうしても逃げ回って会ってもくれなく入区させてもらえない事態が起き(笑 その方は亡くなりそのご家族もいらっしゃらないそうなのでもう書いてもよいですね)

隣の地区の区長さんにも挨拶に行ったら、その区長さんはなんならウチに入る?と言ってくださったのだが、市の指定が逃げ回っていた区長さんのところでそうもいかず
その後、数年前に企業の募金依頼に来た人に事情を話したところ、ゴミを出せる区分(アパートと同じ)となったのが3年ほど前、やっとゴミを出せることとなり

そして、茅野市を知る程に、茅野市というところは区ごとに情報も含めて任す事も多い事を知り、また自身が数十年後高齢となり、地区にはいっていなければ、私なり家人が一人家で亡くなっていても誰にもずっと気づいてもらえない事態になる事も知り、困ったわねえと思って、果たして茅野に居て良いのか、他市に移ったほうがよいのか、とも真剣に考えていた数年

そんなとき
ちょうど今年の区費の徴収依頼の文書に、なんと?!入区のご検討依頼文が記載されており、もともとが入区が当然だと思っていた自分達だったので、さっそく区長さんとお話をしたところだったのです、

というお話をし、でも、まだ入区するには地区の会議で承認されないと入れないそうで難しいのですねえ、とお話したところ

お伺いしたお宅の地区も、地区に入る時は地区の会議にかけるんですよ、とお聞きし、さらにびっくりした次第だったのだった

自分が入りたいという地区の区長さんのお話によると、狂信的な宗教や反社会活動などをしていないかの確認の意味で会議にかけるとお聞きした

自分の実家も家人の実家も、近隣市なのにそのような話は聞いたこともなく、改めてびっくりした次第だった

入区希望の地区の件数は30件ちょっとだそうで、今はもう1/3が引っ越してきた私たちのような人達だそうだ

私の自分の実家の1町内分の件数と同じほど、隣近所すべて知り尽くしているという関係なのだろうし、そうでないと安心できない昔からの風習なのだろう、だけど
実家近所はもう人の出入りが多く、外で遊ぶ場所も集まる広場もなく、今はもう隣が何をしているかもわからないのが現実だけれど

入区希望地区は、まだまだ、どこどこの誰々さんと言えばわかるお付き合いなのだろう
郷に入れば郷に従え主義なので、なるようになり入区できればそれもまたラッキーという位の考えではあるのだが

お邪魔したお宅の地区は900件程だそうだ、アッという間に増えたそうで人口密度がまったく異なる

で、私は湖東というその地区のひとつ上の区に属する事になるのだが、こちらのほうが昔から何やかやと知り合いが居たり、いろいろ参加する機会を頂いているのだが

そのなかで、先日お弁当づくりのボランティアに参加したのだが85歳以上(だったと思うが)独居高齢者にお弁当を配るという趣旨で、200名を欠ける人数がいらっしゃる事を知った

これにもびっくりした
そして、お弁当を作られているボランティアの方々が70代以上の方々が圧倒的で

いやいやいや、あと10年たったらどうなってしまうんだろう、と

潰してしまえという声も正直行政や福祉関係からの人達からは聞かれる
確かに自分達でできないならば潰れるしかないし、行政や社協では到底フォローしきれない
なのに、そこに在宅介護の勧めを全国的に推奨はじめている

そんな話を真剣に燃える紅葉を見ながらお話していた

奥様も大変意識の高く、医療資格もお持ちの方で、人生の相談にもいつもアドバイスしていただくのだが

行政でも社協でもきっとそのうちやりきれないですよ、どうなるのでしょうと
そんなお話したところ、とてもステキなアイディアを一つをお話してくださった

私は実は心配性で、今すこしづつでも高齢者が住みやすいシステムに作っていかなければ将来自分が住みずらくなると考え、ボランティアにはいったり、市政の事を知ったりもしているが、追いつかないほどの高齢化や一人暮らし、老々介護が起きている

民間は収益を出さねばならない、収益となるとサービスを受けれない人もでてくる
もちろん自分の身は自分で守るのが鉄則で、自身はまずは貯金(笑)とは思うのだが、いつ何時何が起きるかわからない
市も県も今年にしても膨大な災害復旧費用、国も、膨大な借金を抱えている
当然社協自体への予算もこれからより厳しくなるだろうし、切羽詰まったケアすべき人はより多くなってくる

かといって自助共助というが、限界はある
NPOなども補助を期待などしての運営ならば潰れていくし、持続できるNPOは今でもわずか、福祉関係となれば、かなり経営に苦戦しているところも多い

公助をより有効的に活用し、そこに独特の地域内の結びつきを活用しての自助共助を新たに生みだすことが茅野市のシステムなのかなあと、そんな事を思った

今生きている人達の暮らしを守り、外からもこんな素敵な生活ならば家族全員でここで住もうというシステムになれば、いいのにね

入区という話がでてこなかった時は、私自身が茅野で住まなくても諏訪でも岡谷でも、もっと住みやすい所に住民票写していいや等と思っていたが
ひょんなことから、ここにして入区できそうな雰囲気となってきた

不思議な事は重なるもので、同日、我が家の前を可愛らしいおなかの大きな女性がわんちゃん連れてお散歩しており

こんにちは、ご挨拶をしたら、お隣(といっても離れているお隣のお宅)の女性の方で

結婚して今年こちらに引っ越してきたのですとのこと、子どもが生まれるので入区を予定しています、というお話で、あらっ、私も今区長さんのところに行ってきたところなのですよ、という出会い

お隣といっても一年に数度偶然会う程で、まったく様子は存じていない状況のなかで偶然出会い、お話した

なんとも不思議なめぐりあわせ、でも、若いご夫婦と生まれてくる子がお隣の土地が新たな故郷になるわけで

過ごしやすい、居てよかったという地区に、区に、市に、県に、日本に、そして地球になればいいなあと、思うのでした

風が強い月曜日、お伺いしたご夫婦から結局抱えきれない程のお野菜をまた頂いて帰ってきてしまいました
家人曰くお礼の品持って行ってどっさり頂いてきて何してるの?
あはは ^^;

感謝です

黒百合ヒュッテも、蓼科山荘も、双子池ヒュッテも、ご夫婦の丹精込めてつくられたお野菜や、ちょうど農家からいただいてきたという沢山の白菜などもお料理で使われいます

お野菜いっぱい、今日は入区には保証人というものも必要とのことで、サインいただいた方のお宅に行ったら、またお野菜いただいてしまいました

嬉しいなあ お野菜作っていないから、丹精込めたお野菜いただけることは貴重であり嬉しく感謝ばかりです

その分、がんばろうと思います

すてきな一週間を!