fuwari_fuwari ふわふわり

suwanagano~信州八ヶ岳裾野から諏訪湖周辺こんにちは

市民活動とボランティアと福祉を化合物に構築するには教育って必要だなあと思った夜

 

夕暮れ、背伸びして夏の暑さをすこし感じる6月17日週末

コロナが落ち着くまでは諸々の参加も見合わせていたボランティアについて、ひさしぶりに今年度から参加する事にしたなかでの集まりに参加した土曜日

ボランティア連絡協議会というボランティア団体で私もそちらに所属しており、総会とその後の市長と語る会という催しに参加しました。

そこで久しぶりの方とゆっくりお会いする事ができました。嬉しかった~

その方はブログでお母さま、お姑さんの介護の事を書かれていた方から声をかけていただけた時は、ほんとうに以前の日常生活に戻ってきたのだなあと実感しました。

私も母が高齢なので介護の事とか認知の事などとても勉強になり読んでいたのですが、お二人とも亡くなられた後更新もとまり、パソコンも古くなってきたのを機会に、介護や認知についての更新は終了と決められたようで

お元気なのかなあとずっと気になっていた方なのですが

私のブログをスマホで表示してくださり「見てるんですよ~」と言ってくださり、記事から母の事を心配してくださっていました。

優しいなあ、涙でるくらいうれしかったです。

そして、そのまま母親との接し方など経験談をにわか相談し、そしてとても納得できる答えのヒントをお聞きする事ができました。

本当にありがたかったです。

さて、本題

今回の記事は少し長くなります。固い話になりますので、めんどーって人はっ夕暮れの写真見ていただいて、終わりにしてくださいませ。

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6月17日、夜7時からの「市長と語る会」がありました。

これは、ボランティア連絡協議会に属している団体の人達と、市長、社会福祉協議会茅野市市民活動センターの長の人達が参加して意見交換するもの。ただし市長さんは社会福祉協議会の会長さんでもあるので、福祉についての色合いが濃い意見交換の場です。

私は市民活動センターの立ち上げも参加させていただき、ボランティア連絡協議会の理事としても参加させていただいているのですが

正直、市民活動センターが福祉についてかなり重点を置くものとばかり思っており、知り合いの方々にも素晴らしいものができるようですよと話していたのですが、

少々私が考えていたものとは異なり、さらに、昔からののボランティア活動をされているボランティア連絡協議会の人達は、昔はこんなではなかったと皆言われ、、、

私は昔の茅野のボランティア活動は存じ上げませんので、

実際には各人達がどのように捉えていられるのかも再確認したく参加した次第でした。

私も質問し、正直に、なんだかぎくしゃくしてきた経緯があるように感じるのですがとお聞きしたのですが

市長さんも確かに、市民活動センターができ、市、市民活動センター、社会福祉協議会、ボランティア連絡協議会の関係が好い状態ではなかった事を理解しており。

ただ、例えば失われた10年の修復をするには2倍以上の年月がかかると、はっきり明言してくださり、修復から構築、実現に向けて動いていく意志をあらためて社会福祉協議会、市民活動センター、そしてV連の人達の前で明言してくださった事は大きな事かなあと思いました。

そして

さらに感じたことは、なんとなく社会福祉協議会の方も市民活動センターの方も、市長さんも、参加されている方々も、

どうも社会福祉と市民活動とボランティアと、ごっちゃごっちゃになってしまい、他方ではやっている、他方ではやってない、何かしてほしいの? 何かすべきじゃないの?

とどうしてもなりがちの意識が根強いなあと感じた夜でもありました。

同じ円状につながるべきものではあるけれど、それぞれの趣旨や役割がすべての立場において他を理解なかなかしにくい現状であり、

各自だけでなく一同にあわせて役割を明確にさせる勉強の機会は必要なのだなあとあらためて感じました。

それが、そもそもは市民活動センターが設立する前の話し合いだったようですが、そこでずれが生じたのが発端だったようで。。。

ボランティアとは何か、市民活動とは、社会福祉とは何か、社会福祉協議会とは何か、

これがごっちゃごっちゃになってしまい、片方では無理だ無理だ、片方ではやってないやってない、、、、もったいない。

 

私自身は批判より賛同をが自身のボランティア精神であると思っているため、昨夜の意見交換会からそれぞれの原子が化学反応を起こして良い化合物になっていけば豊かな茅野市になるのにって思うばかりでした。

 

と書いても、ボランティアなんて暇な人がやるもんだ、自身の生活で精いっぱいだ、社協はお金ばかりたかりにくる、などなどの声は依然に増して聴こえてきますので、すこしだけ整理整頓してこちらに書いておきます。

ちなみに、語る会で社協も資金不足になってきたため、最近は法人からの寄付に力をいれていると言われています。

私はその時下を向きました。実は私は一昨年まで法人の寄付は黙ってだしていたのでしたが、昨年から寄付をやめました。

理由は、何も言わずポストに*月*日午前中寄付を集金に来ますという紙がかいれられていたからと、一昨年前まで寄付をすると花のポットを置いていった故です。

それも地区の役員の方々が回ってきてという感じで。

寄付をするきっかけとなったのが、最初は社会福祉の意識がとても高い方でおひとりでいらして、茅野市の福祉の現状や将来あるべき姿などを話してくださり、だから寄付をお願いしますと言われ賛同して始めたのですが

その方は亡くなり、何も言わずに、当たり前のようにポストに日時指定までされた紙がはいっていて、加えて経費としてお花代は使われるわけです。

無駄だあ、と、意味持ってないなあと、辞めた次第。

違うところに違う形で寄付をしています。

 

話がずれましたね。

 

ではおさらい。

短大の情報ゼミも情報支援を毎年勉強テーマにあげていますので参考にしてください。

 

まずは、

社会福祉とは、

生活困窮者、身寄りのない老人・児童、身体障害者など、社会的弱者に対する公私の保護および援助。生活保護法・児童福祉法・母子及び寡婦福祉法・老人福祉法・身体障害者福祉法知的障害者福祉法などによって国や地方公共団体が行うものや社会福祉法によって社会福祉法人が行うものなどがある。

社会福祉(しゃかいふくし)とは? 意味や使い方 - コトバンク

 

ここからは東京ボランティア・市民活動センターさんの表記がわかりやすいので引用させていただきます。

ボランティア活動とは

ボランティア活動とは、自発的に(自発性・主体性の原則)、他者や社会のために(社会性・連帯性の原則)、 金銭的な利益を第一に求めない(無給性・無償性の原則)活動のことです。 また、誰もが暮しやすい豊かな社会をめざして、さまざまな人や団体とつながり、ネットワークをつくりながら、 社会の課題の解決に取り組む活動です(創造性・先駆性・開拓性の原則)。

市民活動とは

市民活動」は、よりよい社会づくりのための市民やボランティアが中心となって活動を立ち上げた、自発的・主体的な非営利の活動といえます。活動の分野領域、活動の種類は多岐にわたります。

用語解説──ボランティア活動・市民活動・NPO/NPO法人・NGO|はじめての方へ|ボランティア・NPOを知る|東京ボランティア・市民活動センター

 

となります。

日本はボランティア、市民活動という言葉が使われるのが比較的新しい歴史なので

 

もうすこしわかりやすく書くと

 

イギリスはボランティア発祥の地、文部科学省の諸外国におけるボランティア活動に関する調査研究報告書によると

イギリスは

無報酬で時間を割く活動であり、親しい人以外の誰か(個人または集団)に役立つこと、あるいは環境に役立つことを目的としている活動

(中略)

私的なボランティアは親しい間柄の人に個人として無報酬で助けの手を差のべる事
公的ボランティアは他の人の環境の役に立つために、団体、クラブ、組織を通じて無報酬で助けの手を差し伸べる

 

 

そこから

 

ごっちゃになっているというのは、福祉と言うと日本はすぐにヨーロッパのスウェーデンを想像する方も多いと思いますが、スウェーデンではボランティア精神自体が違うという事を昔知りました。

スウェーデンの調査結果も掲載されており

スウェーデン

自発的活動、自由意志による活動で特に「社会的」ということに制限する場合は、自発的社会的活動という言葉が使われる
スウェーデンはこれまでボランティア活動が盛んではない、あるいはNPOの姿がみあたらない、と評されてきた。(中略)しかし、その一方でスウェーデンは「組織の国」と称され、住民の9割が何らかのボランティア組織に参加するなど、様々な活動への参加は活発である。

特に福祉分野において、国民運動や市民運動などの組織が浸透し、障害、女性、環境、移民などに関わる運動が活発になり、国家と組織が友好的連携活動を継続させながら(政府と民間サイドが対立構造に陥らないように)、国家がその役割を引き継いだ

 

昨夜の意見交換会で、ここがごっちゃごっちゃになっているなあと強く感じました。

諸外国におけるボランティア活動に関する調査研究報告書(平成19年3月):文部科学省

 

となります。

 

私自身は、昔から情報に携わる以上、情報弱者問題は常に考えていなければならないと思っていますが、特に高齢者は情報機器にも追いついていけないなかで、高齢者に関心が高くなり、健康、医療、そこから社会的処方をすこし学ぶ事をしていました。

社会的処方とは何ぞや?

 

社会的処方(英:Social prescribing)とは、医療専門家が患者の健康とウェルビーイングを改善するために、患者に非医療的な処方としてコミュニティでのサポートを紹介することとされる[1]。この概念は、イギリスの国民保健サービス組織(NHS)、アイルランド[2]、オランダ[3] で支持を得て、NHS長期計画(NHS Long Term Plan)の一部にも組み込まれている。社会的処方を介して提供される紹介の仕組み、対象グループ、サービスは、自治体や地域などによって異なる。しかし一般的に、非医療的なニーズの選別と、地域ベースの組織によって提供される支援サービスへの紹介を含んでいる[4]

 

社会的処方 - Wikipedia

 

 

私自身は何かのテレビ番組を昔々見ていて、その時にイギリスの取り込みを見て、当時から考えていた高齢化社会の現状に照らし合わせ参考になり、結果すこしだけ勉強し日本国内でもお医者さんなどが力を入れている地域もあり、そのサークルに参加して勉強したりした次第ですが。

 

社会的処方のなかに、ボランティア活動がはいっているWEBが検索したところありましたので、図を引用します。

 

https://images.microcms-assets.io/assets/8ba880c1ada24b3286662c41b2822851/cdbc541b6ac04c8497a8240030763332/230413_01.jpg?q=100&h=622.5&w=1104&fit=fill

NTTデータ経営研究所

将来的な社会的処方の実装に向けた官民協働サービスモデルの可能性 | 経営研レポート | NTTデータ経営研究所

 

この紹介先のひとつのボランティア活動です。

 

茅野市のことを書きます。

茅野市は移住促進事業にも他市町村と共に力を入れています。どうしても若者移住に目を向けがちですが、私のご近所さんは、定年したご夫婦がまず移住し、そこに子供夫婦が移住し、そして孫が生まれ生活しています。

地区は全市において移住者について、他市町村よりも悪い意味ではなく遥かに「よそ者」意識がまだ根強いです。地区の意識も非常に強い。最近地区にはいらない人は多くなるとのこと、別荘も多い。

そんななかで社会協議会や市の地域福祉課が市民一人ひとりの誰に本当に福祉が必要であるかの把握はしきれないですし、情報も限られ、経費もかかります。縦割りトップダウンでは情報は限られてしまう地域性がとても強い土地柄。

 

いま、DXととても盛んに取り上げられています。

いつも繰り返して書いていて申し訳ないのですが、あくまでも情報は情報、情報機器はツール、それを扱うのは人であり

人的資質を使わずしてDXもなにも成り立ちません。

 

お互い助け合えばよいのではないのかなと。人の資源を有効活用することをとても強く思いました。

社会福祉協議会は自らの給与の保証はされているわけですからまだ十分に自らの改善は幾らでもあります。加えて協力してもらえるものは有効利用し、そのような人達をさらに増やすために市民活動からスタートしボランティア活動にシフトしてくれる人達を増やせばよいのになあ、それが最初に自分が知りたくて始まった市民活動センターの在り方だと思っていたのですが。

 

そんな事を考えると、やっぱり時間はかかるし、それを統括するには市長さんの統率力とぶれない信念が市を左右するのだろうなあと

あらためて思いました。

もちろん、昔の市長さんがダメだったとか、そんな事は一言も書いていませんし思いません。

時代時代に即した思考と行動力がそれぞれの時代に適応して今日の茅野市ができあがってそこに住まわせていただけるのですから。

大変な時代の市長さんに、期待し、社協、市民活動、ボランティア団体が協同参画できる茅野になればいいなあと

思った夜でした。

 

話は最初に戻ります。

私のブログを見て、母の事を心配して話してくれた方、

これなんですよね。忘れてしまいがちな事、他人を思いやる、当たり前と言われる方も多いですし、私もそのくらいはできます。

でも、それを自分のなかで留保していて言葉にだせるか、実行に移れるか。

私自身も勉強しなおしたいと思います。

 

え~

だってさ~

自分の事、自分の家族の事だけ考えてほうが楽なんだも~ん

 

それも一理

自分を、自分の家族を守る事で精いっぱいの方々もいらっしゃり

さらに

それもできない環境にいられる方も多くいらっしゃり、いつ何時自分自身もなりえるかもしれない事も

忘れずにいたいですし、忘れないでほしいと思います。

 

以上、あくまでも個人的感想でした。個人的なたわごとです♪

 

長々とすみませんでした。

次回からは、のほほーんとした記事で、

そのほうが私にはあってますかしらねえ♪

 

(*^▽^*)