お隣さんの丘の桜が咲きました
待ちにまった桜の開花、我が家のドウダンツツジが咲く頃にお隣さんの桜が毎年咲き始めます
お隣さんといっても家などはなく、森のなか数ヘクタールだけ雑草林を丘にし、十数本の桜が植えられています
時折下草を刈りにいらっしゃっているので、桜を育てようかとも考えていらっしゃるのかな?とも思うのですが、なかなかなかなか、年がたっても大きく成長いたしません
この桜の品種の生息が、ここでは限界地なのかなと勝手に想像しています
生け花の先生に、桜は幹の下から上に向かって咲くのだと教えていただいてから諸所の桜を見ているのですが、お隣の桜は毎年その定義には当てはまりません
寒い冬が終わり地面が温められ、地熱で下の枝から花開き、天に向かって一斉に開花する・・・はずなのですが
太陽が空に顔を出す5時過ぎは暖かな光が丘の裏手から森を照らします
森は空に近い枝から陽をあびて輝きだし、体感温度、植物も同じことでしょう、暖かい温度を夕方まで浴びつづけていられるのは枝部分
お隣の桜たちは、毎年空に近い枝部分から花が咲きだし、枝自体が下方にあまりのびず、ほんの数輪だけ下の枝や幹からの細い短い枝に花をつけます 桜も環境に上手に順応するものだと感心しています
そして、毎年この桜を愛でるのがとても楽しみであるもうひとつの理由が
ここの桜、香りがとってもよいのです
それも朝、陽がのぼりだしてから数十分、これも勝手な想像ですが、凍てつくような寒さから一気に気温があがる時、凍る寸前の桜の水分がとけだして香りが漂うのではないのかな、とか思っています
桜餅の香りが漂う朝の一瞬、というのでしょうか
桜が咲いて、庭の他のツツジが咲きだす頃に、我が家に自生する山桜が咲き始めます
春だなあ、うれしいですねえ
太陽がだいぶのぼってきた朝7時
見上げれば桜
足元をみれば霜柱と凍っているたんぽぽさんたち