10月も中旬となってくると快晴が続き稲刈りも終わり青空に雲に美しい山が見える。
気持ち良い秋、住んでいるここも11月になれば紅葉で一段と美しさが増す。
と
自分が住んでいるのは若いうちは人里離れても静寂な自然豊かな八ヶ岳の麓であるが
実家は同じ諏訪圏内であるものの標高はもうすこし低く、徒歩1分でドラッグストアもある処。気温もだいぶ違う。
実家にて先日近所の幼馴染さん達と久しぶりに話す機会があった。
そして話すことは、おかあさんお元気? とお互い。
実家はちょうど高度成長期頃に分譲されたところで、だいぶ入れ替わりはあるが、ご近所さんたちは皆まだ変わらず、両親が高齢化であったり独り暮らしであったり。
幼馴染のおねさんたちもウチにおいでよと言うけれど聞かないのよ、と。
うんうん、同じ。
同じご近所幼馴染さんのところは施設に入居してもらっているという。
うんうん、わかる。
ただ、私達の年代は別に施設にはいることに抵抗はないが、母親世代はとても抵抗あるし、現実に田舎であっても介護人手不足であったり、在宅介護など家族同居世帯が少ない現実、そもそもが家でのんびり誰にも文句も言われず自由に暮らし自分たちが家を建てたという思いがあれば、ずっと家に居たいわという気持ちも、もちろんわかる。
難しいですね。
と、これはやはり高齢のお母さまが居るケアマネージャーさんとの会話。
他人事なら、子供が見るべきとか、介護施設で見てもらうとか、勝手な事を言えるし言ってきた。
でも、ちょうど同じ頃に新興住宅でやってきて、同じように年を重ねた幼馴染さんと久しぶりに話すと
ねぇ。
といって、そして結論は出さずに終わる。
それぞれに生活がある暮らしが根付いてしまった。
地元を離れたくない母親達の気持ちもとてもわかる。
でも諸々のサービスなどを利用しての他人が家にはいってくるのは嫌らしい。
私達世代は、それでもまだ働きたいという意志があり、自分達の生活もある。
難しいね。
実際に父親母親を看てきた人からの話を聞くのもとても参考になる。
皆、それぞれに家族で知恵を出し合うが、なかなか難しい。
特に娘と母親の関係は話してみれば皆おなじような状況で。
でも
お隣近所で小さい頃から遊んでくれたご近所さんは、やっぱり何歳になっても嬉しいもので。
ご近所のおじさんおばさんからも、ちゃんづけで呼ばれるし、いろいろと気にもかけてくれることが嬉しいものだ。
とにかく、足腰が弱くならないようにしてもらわなくちゃ、と。
高齢化社会、自分自身は此処に住むのか里に下るか、いろいろゆっくり考えますが
とりあえず今は、気持ちのよい秋晴れの下、鹿とリスと野ネズミと野猫とともにゆるりと生きてまいりましょう。
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